コーヒーは苦い飲み物?

コーヒーだってフルーティー!!

「コーヒーって苦いから飲めないんだよね」って言われると、そうじゃないんだよ!と熱弁したくなります。

もちろん苦みが強いものもありますが、コーヒー豆と焙煎次第ではレモンやパッションフルーツのような明るい風味を感じられたり、カカオやナッツのようなコクを感じられたりするもの等様々な味わいがあります。

  

レモンやパッションフルーツのフレーバーと言われてもピンとこない人もいるかと思いますが、これはもちろんシロップをいれたりしているわけではありません。

コーヒー豆が本来持ち合わせている味わいを焙煎によって引き出して、上手に抽出してあげればそのフルーティーさが味わえるのです。

 

コーヒー豆はもともと果実なので、その様な華やかさを持ち合わせていてもおかしくはありません。

ただし、どんな豆でもこんな風味がでるかと言われればそんなことはありません。質のいい豆といい焙煎をもってして味わえるものです。これに関しては後述したいと思います。

 

ちなみに、コーヒーでいう酸味とは、本来このフルーティーさのことを指します。酸化によるいやーなエグみは正しい酸味ではありません。

ただ、巷に出回っているコーヒーではエグ味を持つ物の方が低コストで多く供給されているのでエグみを俗に酸味というようになってしまいました。

美味しいコーヒー屋さんでいうところの酸味はフルーティーさなので、ぜひ味わてみてください☺

 

コーヒーのフレーバーってどんなものがあるの?

コーヒーに色々なフレーバーを感じられるとお伝えしましたが、どんな系統に分けられどんな食品に例えられるかというと、じゃん!

こちらはSCAA(アメリカのスペシャリティコーヒー協会)が出しているフレーバーホイールと呼ばれるものになります。

英語なので分かりにくいですが、円の中心から系統→食品というようにフレーバー分けされています。

カビや焦げといったよろしくないものもご丁寧に記載されていますが、フルーツや香辛料、アルコール系などなど様々に分けられています。さらにフルーツだけでも14種類とフレーバーはたくさんあります。

 

初めて飲んだだけでは「これはレモン!」「これはマスカット!」のようにはっきりとはわかりません。

フルーツっぽいな、華やかだな、といったざっくりとした味わい方で構いません。飲んでいくうちに自分が美味しいと思える系統を見つけてみてください。

また、淹れたてと冷めてきてからではさらにフレーバーが変わってくるのでゆっくりと楽しんでみてください。

 

ちなみに、最近はとある論文でこちらのフレーバーツリーなるものも発表されているようで。

お好きな方を見ながら、これはどんなフレーバーかなーと考えつつ飲んでみてください。

 

ちなみに、STANDARTというちょっと専門性の高いコーヒー雑誌によると、味や香りを感じる要素は遺伝的要因や記憶も関わってくるとのこと。つまり、フレーバーの感じ方に正解はありませんので固く考えずに楽しんでみてください。

 

フレーバーが多様なコーヒーはどこで飲める?

コーヒーは苦い飲み物ではない、ということを理解していただけたと思いますが、ではどこに行けばそんなフレーバー様々なコーヒーが飲めるのか。

 

極論を言えば、スペシャリティコーヒーと言われる豆を扱っているコーヒー屋さんです。

スペシャリティコーヒーに関してはこちら↓

コーヒー豆って、スーパーもコーヒー屋さんでも売ってるけど何が違うの?どのお店で買うのが美味しいの?という疑問についてお答えします。コーヒー豆にもランクがあるのです。

スペシャリティコーヒーを扱っているお店で、「フルーティーなやつ」「チョコレートっぽいやつ」等、飲んでみたい系統を伝えてみてください。

コーヒー屋さんはコーヒーを広めたい、という熱意を持っている方が多いので優しく教えてくれるはずです。

 

ここで誤解を招かないようにお伝えしておきますが、スペシャリティコーヒーを飲むのが正解なのかと言われればそうではありません。

スペシャリティコーヒーとは、コーヒー豆の品評会で80点以上を獲得したコーヒー豆になります。79点の豆ではスペシャリティコーヒーを名乗ることはできませんが、80点の豆とは大差がありません。

美味しいコーヒーの条件としてコーヒー豆のポテンシャルは一番重要ですが、焙煎や抽出方法でも味わいは変わってきます。

 

スペシャリティを扱っていなくても、コーヒーに対して真摯に向き合って美味しいコーヒーを提供してくれるコーヒー屋さんだってあります。

スペシャリティコーヒーだからここのしか飲まない、などではなくここのコーヒーが自分の好み、美味しい、と思えるものをぜひ見つけてみてください。

 

どうやったら味の違いが分かるようになる?

ではこのフレーバーを感じる力、どうやったら身に付くかというと…

“飲み比べをすること” になります。

例えばフルーティーなもの一つとっても、ベリー系やレモン系など種々様々です。この違いを理解するには同時に飲んでみることが一番です。そんなこんなしているうちに、単品で味の違いが分かるようになります。

そしてそうなった頃にはコーヒーにはまり、自宅でも淹れていることでしょう(にやり)

 

最後の小話:お気に入りのコーヒーカップ

今日はお気に入りのコーヒーカップを紹介しようかと。(誰得)

こちらのポップなものになりますが、実はこれ波佐見焼。このデザインは竹内俊太郎さんになります。

俊太郎さんが60年代アメリカの有名人を描いて毎年1種類、数量限定で販売しているシリーズなのですが、これがなかなか可愛い。

ちなみにこれは人類発、月面に降り立ったニール・アームストロングさん。本人の名言も一緒に書かれています。

ちなみに今まではマリリンモンロー、モハメド・アリなんかが描かれています。

カップとお皿がセットなのですが、ソーサーとして使ってもお皿として使っても可愛いです。

60年代偉人×竹内俊太郎×波佐見焼なんて心くすぐられます。

気になる方はぜひに☺