こんにちは!
突然ですが、今日は初歩の初歩、素朴な疑問に返ってみたいと思います。
コーヒーを始めてみよう!と淹れ方を本やサイトで調べると、どれを見てもコーヒーを抽出する際はまず“蒸らし”をするよう書かれていますよね。
もれなく私も書いております↓↓
蒸らしをする理由を要約するとコーヒーの成分を余すところなく抽出するため、ということになりますが、ではなぜ蒸らす工程がないと成分がしっかり抽出されないのか疑問に思ったことはありませんか?
目次
蒸らしをするのはコーヒー豆に含まれる〇〇を抜くため
そのヒントは下の写真。コーヒー豆を蒸らすと、モコモコとコーヒー豆が膨らんできますよね。
この膨らみを作っているのは何かご存じでしょうか。
ガス、と言われるのをよく聞くかと思いますが、ここで言うガスとは空気中に含まれる二酸化炭素のことを言っています。
その二酸化炭素、焙煎したコーヒー豆から数週間かけてゆっくりゆっくりと放出されます。
コーヒー屋さんで買った豆を開封せずにいたらパンパンになっていた、なんて経験をしたことはありませんか?
あのパンパンの正体が二酸化炭素です。
(ガス抜き用に加工されているコーヒー袋では、パンパンになる前にガスが圧で抜けていきます。)
で、コーヒー豆に含まれている二酸化炭素ですが、お湯をかけられてモコモコとなっている時には放出されています。
つまり、モコモコとさせないと二酸化炭素がいい感じに放出されていないコーヒー豆には二酸化炭素が含まれたままとなってしまいます。
二酸化炭素を大量に含んだまま抽出しようとすると二酸化炭素がコーヒー成分の抽出を妨げてしまうため、本来の美味しさがしっかりと出ずに終わってしまいます。
また、二酸化炭素自体もコーヒーに吸収されてしまい、蒸らしをした場合に比べて酸っぱめの液体となってしまいます。
酸っぱくなる理由はお分かりでしょうか?
二酸化炭素が溶け込んだ水、つまり炭酸水は飲料水に比べてphが低くなりますよね。
私は小学生の時にリトマス試験紙で実験した記憶が…。
一般的には酸性のものは酸っぱく、アルカリ性のものは苦く感じられるのでphが下がると酸味を感じます。
コーヒーを抽出しただけで明らかな酸っぱさを感じる程phが下がることはありませんが、水もコーヒー抽出の際に味わいを左右する大きな要素となります。
蒸らしの後は
しっかり蒸らした後は、コーヒー豆の中心にそっとお湯を注いでいきましょう。
ちなみにそのお湯ですが、コーヒー豆に注ぐ順番に一湯目、二湯目と数えます。
(「投」の字ではなく「湯」の字なのです)
そして蒸らしのために注ぐお湯は一湯目には含まれません。
コーヒー雑誌やネットのレシピを参考にする際にあれ?どうだっけ?とならないようにお気をつけくださいませ(^^)
コーヒーを収穫するゲームがあるのをご存じですか?
ところで、コーヒーを収穫して焙煎して飲む、というスマホアプリのゲームがあるのをご存じですか?
「ふしぎの森でコーヒーを」という名前のアプリゲームです。
森に迷い込んだ女性がコーヒー豆を育てて収穫して飲んで、たまにコーヒーチェリーでお買い物をしてキャンプ道具を揃えたり。
とにかくほのぼのする系のゲームですね。
最初は何もない場所からスタートするのですが、コーヒーチェリーがサクサクと育つのでゲーム展開は早いと思います。
ゲームを始めて家事や授乳の片手間に進めて、1時間で立派なキャンパーに仕上がっています。笑
そしてこのゲーム、私が片手間とはいえなぜ1時間もするほどハマったかと言うと音なんです。
森の中から聞こえる虫の声、焚火の音がたまらない。
今もその音をBGMにこれを書いています。作業用にピッタリです。
ちょっとほんわかするゲーム、無料なので暇つぶしにお試しあれ。