今日はコーヒー、もう飲みましたか?
私は夫と飲みながら、ふとコーヒーの消費量を計算してみたら2日で100g消費しておりました。
どうりで豆の減りが早いはずです。一人当たり1杯10gしか使わないので油断していました。
みなさんもどうぞお気を付けを。
ところでこんなご時世、みなさんおうちでコーヒーを淹れることが増えたのではないかと勝手に予想しておりますがいかがでしょうか。
使い慣れたお気に入りの器具で淹れる1杯は幸せですよね。
だけども新しい道具も試してみたい、と思ったことはありませんか?
そんな方に、今日は試しやすい器具をご紹介いたします。
目次
その名もクレバーコーヒードリッパー
こちら、CLEVERコーヒードリッパーといいます。
見た目は普通のドリッパーに台座が付いただけのように見えますが、この台座が重要な役割を果たしています。
クレバーコーヒードリッパーの構造
クレバーコーヒードリッパーは、ドリッパー部分と台座部分が分かれます。
ドリッパーの中心はゴム栓になっており、台座をそのまま平らな場所に置くとゴム栓は閉まったまま。
ところが脚の直径よりも小さいものの上に置くと、台座の内側が上に上がってドリッパー部分に隙間ができ液体が流れてくるようになっています。
使い方
①ドリッパーにペーパーフィルター(台形)をセットし、器具を温めがてらリンスのためにお湯を注ぎます。
②お湯を捨て、好みの粗さに挽いたコーヒー豆を投入する。
③好みの量のお湯を注ぐ。
好みでペーパードリップの様に蒸らしをしてもよいです。
その場合は蒸らし時間が経過した後に必要量を注いでください。
④蓋をして1分半~3分程度置く。
⑤お好みで撹拌する。
撹拌すると味がしっかり目に出ますが、撹拌しすぎると雑味やえぐみが出たりします。
⑥カップやサーバーに置くと抽出されたコーヒーが出てくる。
出来上がりです!
注ぐ前にカップやサーバーを温めておくと冷めずに飲むことができますよー!
使用するペーパーフィルターは台形になります。
クレバーコーヒードリッパーは2種類のサイズ展開なのですが、適合するフィルターのサイズはドリッパーがSサイズであれば1~2杯用のペーパーフィルター(カリタであれば102と表記されている物)、ドリッパーがLサイズであれば4~7人用のペーパーフィルター(カリタの103表記)を使用します。
そして、ここがクレバーコーヒードリッパーの難しくもあり面白くもあるところですが、淹れ方の正解はありません。
そのため抽出時間も1分~3分、蒸らしも撹拌もお好みで、ととてもざっくりな説明になっています。
好みの濃さ、酸味と苦みのバランスのものが抽出できるように豆の粒度やお湯の温度、抽出時間、豆とお湯の割合等々、色々試してみてください。
クレバーコーヒードリッパーのいいところ
このドリッパーの優れている点としては
- パーツの交換が可能
- 再現性が高い
- 抽出中に他のことをできる
ということでしょうか。
出したい味を出すための抽出レシピを見つけるのは慣れるまでちょっと難しいと感じるかもしれませんが、調整がついてしまえばその後は同じように淹れるだけで同じ味を再現しやすくなります。
また、メリットとして挙げていますが抽出中に他のことをする場合はタイマーをかけておくことをお薦めします。
慣れるまで何度抽出時間をオーバーしてしまったことか…笑
ここは気を付けて!
このドリッパーのデメリットとしては、
- ペーパーフィルターの匂いが移ることがあるのでリンスが必要
- 分解して洗わないといけないので普通のドリッパーよりはちょっと手間
という点でしょうか。
ちなみに、分解したり再度組み立てる際に一点に力を加えると破損しやすいので気を付けてください。
自分は脚を1本欠けさせてしまったので接着剤でくっつけて使い続けています。笑
調整のポイント
お好みの味が出せるように調整を、とお伝えしましたがそんなこと言われても難しいわ!って方のために調整のためのちょっとしたポイントやヒントを少々。
・お湯の温度が高いと苦みが、温度が低いと酸味が出やすくなります。
・抽出効率は豆の粒度が荒いと低く、豆の粒度が細かいと高くなります。
・浅煎りの豆はお湯に浸す時間が長いと湯温が下がって酸味が強く出てしまうので、短時間で味をしっかり出すためには豆の量を増やすべし。
・撹拌しすぎると雑味の元になるので、する場合はドリッパー内を1周、2周と少ない回数からやってみる。
個人的にはこんなところですかね。
ちなみに、使い方のところで淹れたのは深煎りのグアテマラ エルインヘルト。
レシピは
- 挽き目:ナイスカットGで4.5(ペーパードリップよりやや粗め)
- 湯温:90℃
- 抽出時間:3分、撹拌なし(写真は撮影用にマドラーを突っ込んだだけ。笑)
です。
個人的には、深煎りは豆粗め、撹拌なしで調整するとうまくいきやすいと思います。
多少コツがいりますが、つかんでしまえば調整も含めて楽しめる器具です!
コーヒーを飲む機会が増えた方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?